こんにちは!あるかんです。
今回は、基本情報技術者試験の概要について記事にしていきます!

2023年4月から基本情報技術者試験は新形式での試験に変更となりました。
試験の方法が変更になったりと大きな変更が行われています。
新形式の試験になって何が変わったのかのかを中心に試験の概要や、合格率などを記事にしました!
基本情報技術者試験の新試験の変更ポイントは?
早速、2023年4月以降の新形式の試験と旧試験について比較して解説していきたいと思います。
試験の日程が変わった!
大きな変更点の1つは、試験が通年で受験できるようになったことです。
そのため、1年に何度も再受験することができるようになりました。
旧試験(2023年4月以前) | 新試験(2023年4月以降) | |
試験日程 | 上期(4~5月頃)・下期(10~11月)の年2回 | 通年 |
受験できる回数 | 年2回のみ | 申し込み済みの試験の終了時刻後に再受験可能 |
試験の日時は自分で選べる!
基本情報技術者試験は随時行われており、自分の都合のいい試験の日時を選ぶことができます。
試験会場によって試験開始時間・終了時間が異なりますので注意が必要です。
ちなみに、3か月先の試験まで申し込むことができますよ!

通年で実施されて、1年に何度も受験のチャンスがあるということで挑戦しやすい資格になったと思います!
試験科目・試験時間が変わった!
試験科目と試験時間も大幅に変更になりました。
旧試験(2023年4月以前) | 新試験(2023年4月以降) | |
試験科目 | 午前試験 午後試験 | 科目A(旧午前試験に相当) 科目B(旧午後試験に相当) |
試験時間 | 午前:150分 午後:150分 | 科目A:90分 科目B:100分 |
問題数 | 午前:80問(小問) 午後:大問11問の中から5問選択し解答 | 科目A:60問 科目B:20問 ※いずれも小問で、全て解答必須(選択問題なし) |
大きな変更点のポイントとしては、問題数が減って試験時間も短縮されたことです。
難関だった午後試験は、大問形式での出題と選択問題が廃止されました。

個人的には午後試験の選択問題で何を選ぶかが、合格のポイントだと思っていました。
選択問題がなく、問題数も減ったので的を絞って勉強しやすくなったのではないでしょうか。
出題内容は?
科目A、科目Bの出題内容について解説します。
科目Aについては、旧試験と同様の出題内容となっており、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から出題されます。

これまでと同じ試験対策で問題ないでしょう。
ITパスポートを勉強していると、科目Aの試験勉強にもなると思います。
科目Bについては、次の範囲から出題されます。
- プログラミング全般に関すること(ただし、基本情報技術者試験では疑似言語で出題)
- プログラムの処理の基本要素に関すること
- データ構造及びアルゴリズムに関すること
- プログラミングの諸分野への適用に関すること
- 情報セキュリティの確保に関すること

項目だけ見ると難しそうですが、過去問を解いたり科目Bに特化した参考書で学習して出題傾向を掴むのが、合格への近道だと思います。
しかも、基本情報技術者試験ではプログラミング言語がそのまま出題されるのではありません。
あくまで疑似言語なので、プログラミング言語が分からなくても大丈夫です!
ど文系の私が合格した勉強法も紹介しているので、よかったら読んでみてくださいね!
実施方式と採点方式が変わった!
実施方式が変わったのは驚きました…!
詳細をまとめてみました。
旧試験(2023年4月以前) | 新試験(2023年4月以降) | |
実施方式 | マークシート | CBT(パソコンを使う試験) |
採点方式 | 素点方式 | IRT方式 |
実施方式ですが、紙のマークシートからパソコン上で試験を行うCBT試験へと変更になりました。

CBT試験はパソコンの画面上に問題文と選択肢が表示されて回答していく、という感じです。
マークシートの紙面上でマークしていたのを、パソコンでマークしていくという感じなので恐れることはないですよ!
紙の試験と同様、前の問題に戻ったり、見直ししたりすることもできますので安心してくださいね。
採点方式ですが、IRTというコンピュータを用いた採点方式に変更になりました。
そのため、実際の正答数と点数が結びつかないこともあるかもしれません。
しかし、IRT方式は試験の解答結果から評価点を決めることになるので、問題の難易度による不公平をなくすことができます。

受験生の正確な能力を測定できる採点方式なんですね!
合格基準は変わらないが、満点が変わった!
得点についても変更になっています。
旧試験(2023年4月以前) | 新試験(2023年4月以降) | |
満点 | 午前試験・午後試験ともに100点 | 科目A・科目Bともに1,000点 |
合格基準 | それぞれ60点 | それぞれ60点 |
満点の点数は変わりましたが、合格基準は満点に対して6割以上の得点という点は変わりありません。
旧試験は午前・午後試験両方も合格する必要がありました。
新試験も同様に、科目A・科目Bを同日に合格する必要があります。

科目A・科目B両方とも6割を超えられるように勉強しましょう!
基本情報技術者試験の概要について!合格率は?受験資格は?
新試験の変更ポイントを解説していきました。
引き続き、基本情報技術者試験の試験概要についてまとめていきますね!
受験資格は?
受験資格はありません。どんな人でも受けられます!
イメージとしては、技術者になるための入門資格といったところでしょう。
合格率は?
新試験になって合格率がどうなったのか気になりますよね!

基本情報技術者試験の合格率は、新制度移行後は40%台推移しています。
(出典:IPAホームページ)
新制度以前(2023年4月以前)の合格率は、例年20~30%台でした。
ですので、新制度になってからは難易度が下がったと言えるでしょう。

出題数の減少と試験が通年開催になったことが合格率の上昇に影響しているのでは?と考えます。
試験場所は?
試験は、全47都道府県で行われています。
詳しい試験場所は、IPAのホームページから確認することができますよ!
受験しやすい会場を探してみてくださいね。
試験日と受験申込期間は?
試験日については、先にも記載したように通年で行われています。
試験日程についての詳細は、IPAのホームページから申し込みをすると確認することができます。
試験の申込は3か月先までできますよ!

パソコンを使って試験を受けるので、台数に限りがあり、希望の日程が早い段階で締め切っていることも…。
早めに試験の申し込みをすることをおすすめします!
合格発表日は?
受験月の翌月中旬に、IPAのホームページに合格者の受験番号が掲載されます。
また、申し込みの際に作成したマイページでも確認することができますよ!

ちなみに、試験終了後に画面上に成績が表示され、科目A・科目Bのそれぞれの評価点も確認できます!
試験終了2~3時間後には、マイページからも成績を確認できますよ。
受験料は?
基本情報技術者試験の受験料は7500円です。
コンビニ支払い、クレジットカード、Pay-easyから支払いが可能となっています。
また、回数券のような仕組みであるバウチャー券という支払い方法もあります。
まとめ
今回は、基本情報技術者試験の試験概要と新試験との比較について記事にしました。
筆者は旧試験で基本情報技術者試験を受験したので、大幅な変更に驚きです…!
しかし、問題数の減少や試験開催が通年になったことで、挑戦しやすい資格になったのではないかと感じます。
合格率が上昇していることも裏付けになっていると思いますよ。
基本情報技術者試験の勉強法の記事もありますので、読んでいただけると嬉しいです♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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